ヒルトップにようこそ 71

 ボンネットが凹みませんように、茉莉は祈りながら、そろりそろりと移動して、ようやく、ヴィッツの隣の車までたどり着いた。佐知子は、もう下にいて、ヴィッツをのぞき込んでいる。茉莉が車から飛び降りて靴を履き直していると、 「間違いないわ。私の車」 佐知子が涙ぐんでいる。 「感動してる暇はないわよ。とにかく指輪を取り戻しましょ」 茉莉が…
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